日本政策金融公庫の営業時間は?平日夜や土日に面談や問い合わせは可能?


監修者:渡部 豪(公認会計士)
KPMGあずさ監査法人で勤めたのち、ベンチャー企業のCFO(最高財務責任者)へ就任。
創業期の会社のデットファイナンス(融資)を複数支援した実績を持つ。
【主な支援実績】
融資額:最大5億円(コンサル会社)
創業融資額:最大6500万円(EC会社)
日本政策金融公庫(日本公庫)で融資を検討している方の中には、「平日は仕事で忙しくて窓口に行けない」「夜や土日に相談できないの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
実際、日本公庫は政府系の金融機関であり、一般的な銀行や官公庁と同じく営業時間が平日の9時〜17時に設定されています。
しかし、すべての手続きがこの時間内にしかできないわけではありません。
インターネットを利用した融資申込や、電話・ビジネスサポートプラザなどの相談窓口を活用すれば、平日夜や土日でも対応可能なサービスも存在します。
この記事では、日本政策金融公庫の営業時間の詳細と、「平日夜や土日でも融資相談・手続きができる方法」についてわかりやすく解説します。
日本政策金融公庫の営業時間
日本政策金融公庫の各支店・窓口の営業時間は、原則平日の午前9時から午後5時までです。
夜間や土日に利用できるサービスもある
忙しい経営者や創業希望者のために、日本公庫では一部のサービスを時間外でも利用できる仕組みを用意しています。
| 時間外でも利用できるサービス | ||
|---|---|---|
| サービス内容 | 利用可能時間 | 備考 |
| 事業資金相談ダイヤル | 平日9時〜19時 | 電話での相談が可能。 通常営業時間より2時間延長 |
| ビジネスサポートプラザ (東京・名古屋・大阪) | 平日・土曜 第1・第3日曜(東京のみ) | 対面・オンライン相談対応。創業や事業計画の相談に便利 |
| 事業融資インターネット申込 | 365日24時間 | いつでも申込可能。夜間や休日もOK |
| 日本公庫ダイレクト | 365日24時間 | 残高照会・証明書発行などがオンラインで完結 |
日本公庫ダイレクトは、「お取引状況の照会」サービスと「証明書のオンライン発行」サービス(利用可能時間:平日8時半~19時半)を除いて、原則毎日24 時間ご利用いただけます。
支店窓口は平日17時までですが、オンライン申込みや電話相談を活用すれば、夜間・土日でも手続きが可能です。
なぜ営業時間は「平日9時〜17時」なのか
日本公庫の営業時間が平日9時〜17時に設定されているのは、官公庁や政府系機関の勤務時間に合わせているためです。公庫の職員は国家公務員に準じた勤務体系を採用しており、勤務時間や労働管理の基準が民間銀行とは異なります。
民間銀行の窓口が15時で閉まることを考えると、公庫の営業時間はむしろ長めといえますが、土日祝日は原則として休業となります。
なお、実際には窓口業務終了後も職員が事務処理や審査業務を行っており、時間外に電話をもらうケースもあります。ただし、公的機関として窓口業務の対応時間を明確に区切る運用となっています。
多忙な経営者が融資を受けるまでのプロセス
平日の昼間に時間を取るのが難しい経営者でも、工夫次第でスムーズに融資手続きを進めることが可能です。
支店で行われる面談は、平日9〜16時スタートで一般的な所要時間は、1時間程度です。
着電があった場合折り返しましょう。平日9~17時の間以外は折り返しても留守電につながるので注意が必要です。
郵送で完結するため、来店不要です。
融資手続きの多くは時間外でも対応可能ですが、融資面談だけは、多忙な方でも平日日中の時間を確保する必要があると認識しておきましょう。
日本政策金融公庫で融資を受けたい
相談・申込・契約の多くはオンライン・電話・郵送で対応できるため、平日の日中に動けない経営者でも無理なく進められます。
しかし、「それでも忙しくて時間を割けない」という経営者の方には、専門家への相談が最も効率的です。
日本創業融資センターでは、創業計画書や事業計画書の作成支援から、審査面談対策まで、すべてをワンストップでサポートします。
これまでに100件を超える公庫融資支援実績があり、対応するのは全員が公認会計士・税理士・CFO経験者などの財務のプロフェッショナル。「落ちる事業計画」「落ちる面談回答」など、審査担当者の評価ポイントを徹底的に熟知しております。
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